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稀に見る健康体

江戸時代の日本人は、外国人が理解できないほど健康体だった
「日本人よ、もしあちらのすべてを受け入れるなら、おさらばだ」
             (ドイツ医学博士ベルツの日記より)

江戸時代の日本人は、外国人が理解できないほど健康体だった
「日本人よ、もしあちらのすべてを受け入れるなら、おさらばだ」
             (ドイツ医学博士ベルツの日記より)

馬よりすごい日本人
ベルツの日記より

 明治の初め頃、日本に西洋医学を教えに来たドイツの医学博士、イワン・フォン・ベルツが書いた日記があります。ベルツは日光東照宮の観光を勧められ、道中馬を6回乗り替えて、14時間かけやっと辿り着いたそうです。ところが、二度目のときは人力車を使い、たった一人の車夫で、馬より30分余分にかかっただけで着いてしまいました。

 ベルツは日本人のたぐい稀な健康体に驚きました。また、か細い体で米俵を5表も6表もかついで歩く日本女性の体力にも驚きました。さらに「これほど母乳の出る民族を見たことがない」と。そして西洋を受け入れようとしている政府に対し、こんな言葉を残しました。「日本人よ、あちらのすべてを受けようというのなら、おさらばだ。」

日本人の本質は
空(くう)だった

 車夫が普段食べていた食事は、玄米のおにぎりと梅干し、味噌大根の千切りと沢庵だけでした。戦後、貧しくて食べ物がなかった頃は、初めて見るケーキやチョコレート、肉やパンがとても美味しかったでしょう。次いつ食べれるかわからない状態は、お腹いっぱい食べることが最高の幸せだったと思います。ですが今はどうでしょう?有り余るほど食料があり、それと共に病院、病気、病人が増えてしまいました。

 私たちはたとえお腹が空いても週末になれば友人と美味しいランチができますし、ほんの10分歩けばコンビニがあります。もはや、食べることで幸せを感じるのは過去の幻想かもしれません。逆に空腹のときの方が、あれが食べたいな、これが食べたいなと想像して愉しめるのではないでしょうか。空(くう)という状態は、あらゆる可能性を秘めた無限の状態を指しています。