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神の力「梵我一如」

より良い死に方

神社の神頼みは、自分自身への宣言である
自分という神が言霊を発し、「御加勢ください」と万物の力をお借りするのです。

主体と客体から客観を得る日本文化の特性

日本には人形の文化が根付いていました。昔は一般家庭にも必ず日本人形があったことでしょう。お雛様は嫁入りと重ね合わせて捉え、毎年願いを込めてお祀りをする習わしです。怨念を込めて相手の不幸に通ずる藁人形もありますね。また日常では、幼い子どものカバンなどに人形をつけて、万が一のとき身代わりになってくれるものとしていました。日本人はこのように、主体と客体を一つにして働きを起こす『客観の視点』を持ち合わせています。

神社では御利益に目がいきがちですが、本来のお働きは「祓い」にあります。神主さんが客観となり、あなたという自我の穢れを祓い、あなたの中の神につながる助けをしてくれます。「自分場」のエネルギーを空(ゼロ)に近い状態に導き、その自分が願いを発して八百万の神々に御加勢いただくという<言霊>が神社の根本です。そのため商売繁盛、合格祈願、健康成就、交通安全、家内円満など御利益は多岐にわたり、参拝者しだいです。

神社のお働きの元は宮中祭祀にあります。神社は自分自身が神とすることから、お寺のような仏像がありません。伊勢神宮にお参りした経験をお持ちの方は多いと思いますが、参拝場所の奥には棒が1本立っているだけで、他に何もありません。GHQのマッカーサがズカズカと乗り込んで奥をみたとき「なんじゃこりゃ」と言ったほど。ですが誰も立ち入れず何もない空間ほど、すべてが協調状態を保っており磁場が強いのです。そういう場所でお祈りするからこそ効果があり、私たち日本人は理屈を知らずとも身体感覚で導かれています。

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日本は多神教の国/公の幸せを願う道

日本の建国は諸説あり、神武天皇を始まりとすればその歴史は2600年になり、世界一長く続いている国です。縄文初期に遡れば1万六千年となり、古事記に万物の始まりが記されています。神々の名を通して五十音の秘儀を隠し、神さまたちの国づくりによって道理を示し、近年ようやく解明されてきた宇宙の発生からエネルギーのことまで記されています。古事記には諸説ありますが、その大切なものが抹消されたのもまた、日本が世界の重要なカギを握っていたからに他なりません。

戦前、アラヒトガミ(現人神)と言われた天皇。天皇家には代々伝わる霊力があり、そのお力で日本、日本国民を護り続けてきました。宮中祭祀ではスメラミコト(統べる尊:天皇)を清めるために侍従が祓詞を奏上します。侍従という「客観」によって、天皇という「主体」が空となり、「客体」である神と一つになります。そして見極められたお言葉で祈りを宣言することで、アラヒトガミの力がふるわれるのです。代々のいずれの天皇も、国内に災害や争いが起こったときには「我が身の力不足なり」と自身を戒めるそうです。

日本以外の国は全て一神教のため、誰かが優位に立ち争いごとが生じます。対して日本は八百万の神々の存在がある通り、多神教の国です。ひとりひとりが神であるという。ゆえに言霊学は多くの人に門を開き、すべての人がアラヒトガミになれる可能性を示しています。国民みな(公)の幸せを願う心を「大御心」、そして国民の幸せが国家の幸せであるという考え方を「大御宝」と言います。ひとりひとりがこのような在り方を心に置けば、古来の日本の健康や豊かさを取り戻すことができるかもしれませんね。

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