1. HOME
  2. 言寄せ
  3. 未分類
  4. 「向上より向下の道」川を下る船のように夢を叶える和のおみち

「向上より向下の道」川を下る船のように夢を叶える和のおみち

私たち日本人は、これまで西洋的な思想の影響により、この現代社会において、常に何かをするよう求められ、何者かになるよう押し付けられてきました。仮に時間的・経済的に余裕があっても、その先々の不安から、心の安まることのない状態が続いています。そして、そうした不安を解消するために、知識や物を溜め込み、自分を防御し、あるいは満足させようとします。

そうした中で、いわゆる成功者といわれる人が生まれ、私たちはそれにあやかろうと、様々なノウハウを身につけてきました。ある方法がうまくいかなかった場合、次はこれ、次はこれというように、現状では足りない、あるいは劣っていることを前提とし、結局は今の自分に何を蓄積するかがベースになっています。

医療についても例外ではなく、家族が満足するまで、あるいは患者が命尽きるまで、手を加えれば何とかなるというふうに、そう思わせて尊大なまでに拡大しました。そして患者家族の理解を甘んじ、国民への教育を怠ったまま、極度の医療信仰によって巨大産業に発展しました。けれど、健康は他者に頼るものでも、手を加えるものでもありません。そもそも政府に甘んじるものではないというのが正直なところです。

 

西洋医学の方法を<向上の道>とすると、健康/予防のそれは真逆となります。蓄積したものをすべて捨て去った後から真の変化が始まります。知識の積み重ねといいますが、「積み」を「罪(つみ)」とも表現します。 そのすべてがなくなっても残るもの、それは「空」の世界です。 健康とは、罪穢れのない「空」の状態を意味します。自我の真諦を獲得し、はじめて体感されるものであり、心身の健康は自立心とともに培われます。

私たちが健康を学ぶためには、これまでの知識や先入観を捨てねばならず、自分が身に付けたものに同化させることで理解しようとすると、それは、もはや似て非なる異次元階層の概念に成り下がります。予防医療が確立しにくい理由もそこにあります。 健康は「心に始まり、心に終わる」とし、自立を要するのは、空になることのリスクも含めて人間的成長を意味しているからです。

西洋的な生き方が<急流に抗って漕ぐボート>とすると、<流れに乗って川を下る船>というような真逆を生きます。八百万の神々に御加勢いただきながら<向下の道>で夢と健康を叶えましょう。

 

 

 

 

 

関連記事