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病気を招かない心の置きどころ:感情

健康は根の根。生活のもとの文化に根付いています。普段は当たり前すぎて気づかず、失ってみて初めてその大切さに気づくのが健康です。日本が失ってしまった真の文化と歴史を取り戻し、穏やかに清らかに自然とともに、天寿を全うできる健康社会になることを祈っています。

病気の原因でいちばん多いのは人間関係のストレスではないかと思います。
感情は想像力の賜物で人生の彩ですが、そこに執着する「念」が体を穢していきます。
エネルギーの法則を知って気持ちを手放すことができたらと思います。

感情の根っこに念がある

怒り、悲しみ、悔しさ、憤りの感情は、そのもとになる「正しさ」に従って湧いてきます。各々が持つ価値観ですね。ですがその殆どは、過去に誰かが言った意見で、いつの間にか自分の「固定観念」や「信念」になって根付いています。親や先生だけでなく、テレビや新聞などのメディア情報、映画やドラマによっても生じます。ゆえに、同じ出来事でも人によって感じ方が違うんですね。そして感情も強く思えば「執念」や「無念」など念になっていきます。

万物の法則がある

「因果律」をご存じでしょうか。仏教では時間の経過を「原因」と「結果」の繰り返しであると説いています。そして稲盛和夫さんや松下幸之助さんなど名だたる成功者の方々は皆、もっとも大切なのは心の在り方だとおっしゃっています。自分の心の在り方が結果になって返って来るということなんですね。私たちは物事に対し、必ず固定観念や信念に基づいて「良い・悪い」の判断をしますが、因果律で考えた場合その判断は変わります。

どっちが悪い?

Aさんが歩いているところに、Bさんが走って来て、出合頭に2人がぶつかりました。
Bさんは慌てていたので「ごめんなさい」とだけ言って走り去っていきました。
Aさんはぶつかった勢いで後ろに倒れ、頭を強打して出血しました
悪いのはどちらでしょうか。
 
通常の概念ではBさんが悪く、Aさんは被害者ですが、因果律はそうではないんですね。Aさんはおそらくそれまでに、自分を省みるべく小さな出来事に頻繁に遭遇しているはずです。きっと、腹が立つのを誰かのせいにして、意見が認められないのを周りのせいにして、悲しいのを出来事のせいにして、あらゆることの原因を自分の外側に置いて来たのでしょう。自分が蒔いた種を省みることなく、自分への気づきを疎かにした結果、事象はどんどん大きくなり、ある日突然大きな不幸に見舞われます。
 
因果律は、衝撃が少なかった人が良い方で、衝撃が大きかった人ほど省みるべきことがあるということです。あいつが悪い、あいつが悪いと騒ぐほど、また種を蒔くことになります。その根っこには固定観念や信念があり、念によって生じた感情によって魂が穢れ(けがれ)るのです。そして魂は自分自身の成長・進化を図るため、その出来事が自分を省みることなく解決しても、また次の知らせを運んで来ます。

症状は体からのサイン

病気はその最たる例かもしれません。生命体の根源である無意識は、自分自身に間違いを気づかせて軌道修正させようとします。初めは小さな症状だったにも関わらず環境のせいにして、ストレスのせいにして、自分を省みることなく、魂である「体=器」の故障を他人に治してもらおうとすれば、器はさらに同じ部分を傷めるか、もしくは新たな部分を傷めて強い知らせを送ります。そうしていよいよ、もうこれ以上種を蒔き散らしたら刈り取れないという状況になったとき…、社会から隔離するための「入院」という、不本意な出来事が起こる可能性があります。

宇宙の波動:トーラス

日本人の心身を蝕む問題に、もう一つ「お金の不安」があります。金融は私たちの人生を大きく左右する問題でありながら、世界を動かすごく一部の独裁者たちに委ねられている、一般庶民に図り知れない問題です。
 
2011年11月11日、『THRIVE(スライヴ)』という映画によって、世界の富を独占している国際銀行家たちの金融システムが公開されました。私もお金のセミナーで紹介させていただいていましたが、この映画を公開した御曹司自身が当事者であることから、世界に大きな衝撃を与えました。何百年もかけ、自らの手を汚さず着実に世界を侵略した執念と戦略は、日本人にはまったく異質のものです。
 
この映画の初め~45分くらいまでの部分で「トーラス」という宇宙エネルギーの発見について話しています。トーラスの波形を見れば一目瞭然です。宇宙も、地球も、人間の身体も、微生物も…、回転、螺旋、渦、振動の運動エネルギー形態で、これらの自然現象を生み出すための基本構造が「トーラス」なのです。人間関係の不快、経済的な不安、病気の恐怖、このエネルギーを出せば出すほど同じ状況を引き寄せるというのは、宇宙構造のようです。

行動より先に思考と感情

行動しなければ結果が変わらないのはもっともですが、行動するよりも先にするべきことがありますね。「思考」や「感情」、敷いては「固定観念」や「信念」を手放せば、現象は後からついて来るものです。「もし〇〇だったらどうしよう?」「私は〇〇の病気だから」と思うことにより、病気は憎悪する、あるいはその念によって私たちは病気を発生させているかもしれません。まずその念を祓い、とにかく自分を快適に、ご機嫌にさせること。そうすることによって現象は変わる、

日本人に根付いていた文化

日本の最古の書物である「日本書紀」に神社が登場することから、8世紀以前から「祓い」という文化がありました。また仏教の教えにより「空(くう)」という概念がありました。また、八百万の神々の存在によって、日本人には第三者のように客観する力が備わっていました。武道や武士の精神によって秩序や名誉を重んじていましたが、それは勝つためではなく、どうすれば場をマネジメントできるかについての智慧を持っていたということなんですね。西洋の二元論に感化されたとはいえ、日本人の根本概念に残っているのではないでしょうか。
 

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