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和の健康法「ハタキの文化」

先日「はたき」を新調しました。

そういえばウチの家では掃除のとき
窓を全開にして

家じゅうの埃をはたいてから
掃除機をかけていました。

いつの間にやらなくなったんだろう?
ふと思って購入してみました。

 

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日本文化と健康について
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日本では古くから箒(ほうき)やはたきが
使われていましたね。

実はこれが日本文化に
准う(なぞらう)健康法です。

現代の食べ物には多かれ少なかれ
必ず化学物質が含まれています。

本当に健康でいたいなら
食べ物を可能なかぎり減らすこと。

よって断食や不食、極少食などが
カラダにいいわけです。

とはいえ私たちは
食べないわけにいきません。

腸が生物の根源なので
腸を使うことは生きることに等しいのです。

 

肝臓は解毒作用を、
腎臓は排泄作業をしていますが

体内に入った毒素は
それだけでは追いつかず
蓄積されていきます。

もちろん薬も
空気や水も同じです。

よってカラダは糞便や尿だけでなく
髪や爪や汗などからも
常に毒素を排泄していて

髪の毛を調べると
ヒ素やアルミニウムや重金属などの有害物質が
含まれていることがわかります。

髪の毛数本でこの一ヶ月に
何を食べたかわかるほどです。

カラダちゃん頑張ってくれてますねー。

 

健康は何を食べるか食べないかよりも
何をどう排泄するか?

「追い出す」「失くす」
「手放す」「失う」という働きなんですね。

そして
埃をはたく
塵を掃く
汚れをふき取る
という日本の掃除法は

健康の概念と同じく
「失くす」働きと同じなのです。

 

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諸外国の文化について
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一方、外国から入ってきた掃除機は
埃を四方八方から吸い取ります
「集める」作用なんですね。

察しがつきますね?
「収集する」「蓄積する」「手に入れる」という働きです。

よって西洋文化に感化されている私たちは
何かを手に入れなければ
何者かにならなければ
何か成し遂げなければ

このままの私ではダメだと
と思い込まされています。

本来、私たちは
もっと親切でいたいし
正直でいたいし
いい人でいたい…

だけど何かそれを許さない力が働いていて
頑張りたくないのに無理してしまう
争いたくないのに我を張ってしまう。

ただ普通にしあわせでいたいのに
それが叶わない…
ではないでしょうか?

何故なら日本以外の国には
手放す、失くす、失うという認識が無く
どうかすれば奪い取ることが王道だから。

しあわせになるには
相手より自分が優位に立つこと、
つまり戦争で裕福になるしかないからです。

 

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祓い(はらい)の力
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たとえばコロナのことも
過剰に入って来る情報を消すことができたら…

私たちはこれほどまでに不安や恐怖を
抱えなくて済んだかもしれません

日本の神道には
「祓い詞」(はらいことば)奏上
という行があります。

私たち日本人は本来
モノを払う、失くす、取るだけでなく
言葉のエネルギーを消すこともできるのです。

神社の祝詞では
必ず先に「祓い詞」を唱えてから
祝詞を奏上します。

まず穢れ(けがれ)を祓い(はらい)
空(ゼロ)の状態にしてから
祝詞を唱えるわけです。

ゼロ磁場の強さはご存じですね?

これこそが日本人の神髄かと。
戦前の日本人が世界で稀にみる健康体と
崇高な精神性を持ち合わせていた所以です。

 

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これからの健康としあわせ
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諸外国の文化には「陽」の作用しかなく
日本文化は根っこにある「無」の力。

健康が「無」の上に成り立つならば
私たちのしあわせも
「無」の上に成り立ちます。

今、自分が握りしめているもの
こだわっているもの
執着していること、
我欲、損得、優劣、名声、承認など
手放せば手放すほど健康に向かいます。

そしてすべてを手放して
空っぽの自分になったとき
初めて「わたしの道」が見えてきます。

その道は自分だけの道なので
誰とも比べる必要がなく
争う必要もなく

何も頑張らなくても努力しなくても
何も我慢しなくても

自分自身がもっとも発展する
(弥栄う=やさかう)道なのです。

 

日本人が日本の感覚を取り戻し
空の力を思い出すこと
それを現代に併せること

そうしたとき私たちは
しあわせで健康になれると思うのです。

たかがはたき、されどはたき♡

白木屋中村傅兵衛商店のはたきは
正絹なのでホコリがまとわりつかない
昔ながらの仕様なのだそうです。

お掃除は魂磨き
がんばります。

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