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「水に学び水に救わるる日本」自然は厳しくもあり優しくもあり。

「健康とは根の根」、人生のもとを成す文化そのものです。とくに努力して獲得するものではないけれど、失ったときその大切さに気づきます。真の日本の歴史と文化を知り、再び元気を取り戻すことを願っています。

水と日本人の関係

島国である日本と水はとても関係が深いです。魚が水に気がつかないように、私たち生物にとっても水の存在は当たり前です。日本人にとっても、山や川や海の存在が当たり前のようにあるけれども、実は当たり前ではありませんね。日本は昔から八百万の神々の存在があるように、山の神、水の霊など、多くの神々と共に暮らしています。昨今の大きな被害は、私たちが何か気づかねばならないことを知らせてくれているように思います。

昔から城のまわりにお堀があるように、日本は海によって守られて来た国です。江戸時代の末期に黒船ペリーが来日したことは有名ですが、実はペリー以外に200隻以上も外国の船がやって来て、日本に外交を迫っていました。もしこれが陸であれば簡単に上陸できたでしょうし、頻繁に訪れることも容易だったでしょう。日本は海のおかげで鎖国を続け、独自の文化形態を維持して来た国です。

海は不思議なもので、攻め入るために入念な計画を行なっていても不測の事態になることや、もうダメだと諦めたとたん海が味方になってくれたりと、どうやら人間の意識を超えた力を秘めているようです。気象を読み、タイミングを見定めることは、今も昔も人間の意識ではどうにもならないようです。日本は「水」という偉大な力を味方にした不思議な国のようです。

水の教え

水は常に高いところから低いところへと流れます。コップに入れればコップの形になり、桶に入れればその形になります。岩があれば岩を除け、曲がりくねった大地に従い、急斜面では荒々しく、緩やかな斜面ではなだらかに、濁りも透明にも、いかようにでもその姿形を変えて下り続けます。ですが水は水であることに変わりなく、万物が命を存続するために欠かせない存在であり、いずれ大海原へ流れつき母なる地球と一体になるのですね。

水は、私たち日本人に人の在り様を教えてくれているような気がします。臨済宗僧侶・松原泰道さんの「日本人への遺言」という著書に、水に学ぶ人間の在り方「水五則」が記されています。私たちに命の根源と清らかさを与えてくれる水は、ときに一変して猛威を振るうこともあります。水は私たち日本人の写し鏡といえるかもしれませんね。

水の力

先だっての台風では、河川の氾濫が140ヶ所以上にも及びました。被害に遭われた方々には恐ろしい光景だったと思います。災害で失うのは理不尽でとても辛いことです。もし私たちに学ぶべきことがあるならば、自然にとっては人や地理に関係なく「人類」という枠組みで省みなければならないと思います。よって近年の自然災害は人災だと言われてるのですね。

万物すべての命の根源である水を「神」とするなら、「荒魂(あらみたま)」と「和魂(にぎみたま)」がありましょう。「荒魂」は新しいものを生み出す働きをします。そのために破壊し修理(つくり)固める必要もあるでしょう。「和魂」は優しさや平和を生み出す働きです。川の氾濫で多くを失い、大切なものが泥まみれになったことと思いますが、その泥を洗い流してくれるのもまた水であり、命を救ってくれるのも水なのですね。

清らかな水は情報を転写するといいます。被害に遭った地域はみなが力を合わせ、「和魂」を招いてくださることを祈っています。

水と健康

日本は健康においても、理不尽な病に苦しめられています。これほど多くの方々が薬を飲み続けねばならない、これほど多くの方々が命の宣告を受けるという非常事態は、私たち人類が何か気づくべきことがあるような気がしてなりません。世界149ヶ国のうち、生水を飲めるのは約10ヶ国です。歯磨きにもミネラルウォーターを使う国が多い中、日本は当たり前のように水道の蛇口をひねって歯磨きをしますね。なぜ日本の水は汚染されないか考えたことがありますか?

生水が飲める国に共通しているのは、自然に囲まれた氷河や山があることです。水はそれ自体が流れによって、自ら清まる不思議な力を持っているのです。ゆえに日本は水の恩恵を受けることができていますが、その山を中国が買い占めようとしているのをご存じでしょうか?そうなれば日本が日本でなくなってしまうかもしれません。ひとりひとりが八百万の神々の存在を思い出し、水の霊を癒すことが日本の御霊を、平和を、健康を取り戻すことにつながるのではないでしょうか。

日本は身禊(みそぎ)の国

日本の建国2600年以上前から、皇室では宮中祭祀として祈りが行われてきました。祭祀では天皇自身の穢れを審神者が祓い、天皇は自らを滅して神と一体になります。そして国と世界のために鎮霊の業を行ないます。先日の大嘗祭のときは、式が始まった途端に雨が止み、大きな虹が皇居を包み込むように現れましたね。「天孫降臨」「神話ストーリーそのもの」と世界を驚かせていました。まさに八百万の神々が味方した「霊力」だと思います。

宮中祭祀は古事記に習っており、「大御宝(おほみたから)」という言葉があります。おほみたからは「国民が幸せになることが国家の幸せである」という意味です。日本は2600年前の神武天皇の頃より、代々の天皇がこの教えに従い、裕福な暮らしよりも国家の改革に力を注いで来られました。万世一系、日本の天皇だけがいつの日も自分を滅して国民の豊かさを願い、災害が起こったときなどは自分の力不足を戒めておられます。

「水は流れることで、自らや周囲を清める不思議な力を持つ」日本人が忘れてしまった在り方ではないでしょうか。とくに指導者や管理者、年配者が思い出すべきことかと思います。水は特別な力を振うわけではなく、ただそれがそれであるように穢れをなくし、正しい状態へと導きます。「霊力」とはそういうもの。人間の身体は60~70%は水分ですので、水は身体のみならず人生にまで影響します。自身の魂を磨くことによって、神々の不思議な力を准えることが許されるかもしれませんね。

 

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