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「身体にも満月と新月がある」月と健康

月と日本人の関係

日本では昔から和歌や俳句が読まれていたのをご存じですね。よく月が登場します。言霊百神の99番目の神さまは月読命(つくよみのみこと)であり、日本人は月とともに生活をしていました。新月を朔といい、二日月、三日月、上弦の月、十三夜月、十五夜月、十六夜月(いざよい)、二十三夜、二十六夜など、毎晩月を愛でる習慣がありました。

そして日本には旧暦がありました。旧暦は月の動きに合わせた暦で、農業が主の日本では月に合わせて田植えや稲刈り、お祭りなどの年中行事を行なっていました。日本人は人間が自然の一部であることを、無意識ながらも感覚的にわかっていたのですね。外交上、明治5年に政府が改暦を強行した際、国民は約50年間混乱に陥ったそうです。そしていつの間にか日本は月を忘れてしまったのですね。

月の教え

太陽を陽として、月は陰にあたります。相反する2つの存在は物事の根本原理を示しており、月は隠れた部分つまり人の無意識の領域を司ります。通常、植物は太陽の光によって育ち、人間もまた日の出から日の入りまでを活動の時間としますが、月には“豊穣”という作用があり、実は植物も動物も子供も月の力によって育っているとも言われます。ですが月は陰であり無であるため気づかれないのですね。

太陽は男性の性質を表し、月は女性の性質を表します。太陽は一定の周期に従い、決まった時刻に決まった方角から登りますが、月はどの方角に何時に表れるかわかりませんね。大きさや色も刻々と変わり、見えたと思ったらすぐに見えなくなったり、昼間に見えることもあります。それは女性の(人間の)陰の一面として、曖昧さや魔性性、非論理的な部分など精神性を表しているといえるでしょう。

月の力

太陽に対して陰にあたる月ですが、月の作用の中にも神さまでいうところの荒魂と和魂があります。月はあらゆる生物を育て、新月から満月に向かうとき身(実)を豊かにします。月は潮の満ち引きと関わるため、海中で生きる貝や亀などはとくに影響を受けます。また、弱った植物や傷ついた動物は月の光によって癒され、鉱物は浄化されます。月は一般的に理解されにくい魔力が秘められているのです。

しかしながら狼男の逸話には、必ず背景に満月がありますね。月はその摩訶不思議な作用によって、人を変貌させてしまうと言われます。人間も60~70%は塩を含んだ水分でできていますから、体や脳内の細胞が影響を受けるのは当然のことでしょう。また陰の作用であることから、普段は抑えている欲望や攻撃性が引き出されたり、普段は取らない行動を引き起こしてしまうこともあります。

月と健康

地球上のあらゆるものは、地球の磁力と月の引力とのバランスで存在しています。地殻や海水や磁場が月の影響を受けるのと同様に、人体もまた満ちたり引いたりしています。満月や新月の頃、手指のむくみや微細な動きにくさを感じたことがないでしょうか?月の周期と女性の生理周期が29.5日でぴったり同じなのは、とても神秘的です。脳細胞も身体細胞と同じく水分を含みますので、思考や感情、コミュニケーションや人間関係、ストレスに影響があっても不思議ではありませんね。

月は新月と満月を繰り返します。通常植物を植えるのは月が満ちていく時期が良いとされ、稲刈りなどを行なうのは月が欠けていく時期が良いとされています。植物のシステムは人間の原始システムといえるほど似ていて、人間も同じなのです。月が満ちていくときは傷口に水分が貯留しやすく化膿しやすいことは、よく考えれば気づくことですね。医学の祖であるヒポクラテスが言っていたそうです。「月の影響力を考慮することなく、医術を施す人間は愚かである」と。

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