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日本は世界一幸福な子供の国だった!稀有な国にほん③

近年、子供の虐待ニュースが多くなりました。親は子供との関係で頻繁に葛藤し、その結果手をあげてしまうようです。ですが江戸・明治時代に日本に訪れた外国人からは、大人が異常に子供を可愛がり、子育て術も高い評価を得ていました。

大人が異常に可愛がる、世界一幸福な「子どもの国」

明治時代に日本を旅したイギリスの旅行家、イザベラ・バードは
「私はこれほど自分の子どもを可愛がる人々を見たことがない」
「日本の大人は子どもがいないと、いつもつまらなそうである」
と記しています。

また、江戸中期に来日したスウェーデンの植物学者、カール・ツュンベリーは
「この国ではどこでも子どもを打つことはない」
「子どもに対する禁止や不平の言葉は、一切聞かれない」
「家庭でも船でも、子どもを打つ、叩く、殴るといったことはなかった」
と述べています。

どうやら、今とは違う子育てがあったようです。

玩具と遊戯が溢れる「遊びの王国」

明治初期にアメリカからやって来たグリフィスは
「日本ほど子どもの喜ぶものを売るおもちゃ屋や縁日の多い国はない」
さらに
「日本のどの町にも、子どもを楽しませて暮らしを立てている男女が、何十人もいる」
と明治日本体験記に記しています。

江戸時代後期に来日したフォーチューンも
「玩具店には、あらゆる種類のおもちゃが豊富に陳列されている」
「大玩具店の存在は、日本人がいかに子ども好きであるかを証明している」
と幕末日本探訪記に記しています。

明治初期に日本を訪れたアメリカのロングフェローは
「泥まんじゅうをこねたり、羽根つきをしたり、巧みに凧を上げたり、ボールで遊んだり、芝居ごっこをしたりと、遊ぶのに忙しい」
と、楽しそうに遊んでいる子どもの様子を日本滞在記に綴っています。

 

 

 

 

 

 

たしかに日本には紙芝居や駄菓子屋、プラモデル屋や花火屋などが珍しくないくらいありました。
今でも懐かしのおもちゃ屋に行けば、ブリキのおもちゃや人形、〇〇ごっこ、〇〇グッズなどのシリーズが所狭しと並んでいます。
80年代懐かしのおもちゃ【昭和】
【懐かしい】駄菓子名鑑【180種以上】

駄菓子は数限りなくあり、毎日数十円もらって通っていました。
学校ではビー玉やメンコをしていましたし、帰りはみんなで水あめを練りながら紙芝居を見ていた記憶があります。
お正月、父や近所の子供たちとする羽子板、凧揚げ、百人一首。
ひな祭りは友達を家に呼んで、人形の近くで遊ぶのが恒例でした。

お祭りの縁日、花火大会の縁日なども欠かさず出かけ、お店の多さにワクワクしていましたねー。
それは今も同じかも。笑
皆さんもそうではないでしょうか。
ですがそれは日本の文化であって、どうやら外国はそうではないようです。

 

子どもに甘い日本人、厳しい西洋人

子どもにむやみに体罰を与えず、できるだけ喜ばせて大事に育てる、甘やかせて育てるというのが、当時の日本の子育てスタイルだったようです。
西洋では子どもを厳しく育てるのが基本のため、外国人から見れば不思議な光景だったのでしょう。

日本と西洋の育児スタイルの違いを研究した、文化人類学者ルース・ベネディクトは
「日本人は子どもを徹底的に甘やかせて育てる」
「西洋人は子どもに対してしつけが厳しく、体罰を与えたり、食事を大人と別にするなど厳格である」
と分析しています。

そして「赤ん坊が泣くと、日本人の母親はすぐ抱いてお乳を与えて泣きやまそうとする」
「西洋人は決まった時間にしか乳を与えず、泣いたままで放っておく」としています。

また「日本の子どもは11、12歳になるまでは、世界でもっとも幸福な子供に違いない」
とロングフェラーが記しています。

(参考:日本は外国人にどう見られていたか/三笠書房)

 

 

 

 

稀に見る日本の母子の関係

日本の子どもは、外国人が驚くほど母親にベッタリで、母親もまた子どもに甘かったようです。
母親が幼子を背負い、一方の手で子どもの手を引き、もう少し大きい子どもが母親の着物の袂を握っている…
そんな光景が珍しくありませんでした。

また、子どもは母親によく話しかけ、母親は面倒がらず敬意を持って子どもに接する。
今は少なくなりましたが時代劇の親子のシーンを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
母親は「はいはい、〇〇さんちょっと待ってくださいね」と一人の大人のように接しているシーンが印象的でした。
本当に子どもは宝もののように扱われていたかもしれません。

 

 

 

 

 

日本のしつけが厳しくなったのは戦後からのようです。
戦後の貧しさから、裕福な暮らしの安定を目指した日本は、良い学校に入学して良い会社に就職することを望んだ親が多かったと思います。
他者との比較、優越、勝ち負け、結果、親の評価など、「個人主義」の幸せが広まったんですね。
素直な子どもは親の価値観に従い、その通りの道を歩み、自分自身とのバランスが保てなくなります。

そして戦後70年経った今も固定観念をアップデートすることなく、今も同じような価値観で子育てしている親に問題を感じます。
素直な子どもは、親の古い価値観に苦しめられているのです。
自分自身とのバランスだけでなく、社会とのバランスをも失い、彷徨ってしまうんですね。
精神科の患者さんには、子供の頃から親のしつけが厳しかったという人が少なくありません。

魂は時を越えて引き継がれてゆく

時代は産業化時代から情報化時代へと変わっても、子供の頃に教えられた観念や信念は心の奥深くに入り込み、死ぬまでその価値観に従って生きるのが人間です。
親は子供の幸せを願うからこそ、全身全霊でしつけをしますが、親がしつけをすればするほど、その子どもは親より幸せになれないということです。

このことは介護においても同様のことが言えます。
もし親が要介護状態にある場合、子どもも要介護状態への道を進む確立が高くなります。
自分自身が古い価値観に引っ張られていないか注意しましょう。
思考や感情が「魂」となり「体」となり、それがまた次の子どもへと引き継がれていきます。
魂は巡るのですね。

 

 

 

 

 

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