1. HOME
  2. お知らせ
  3. 【人事・労務担当者様】介護・がんで悩む社員への関わり方セミナーを行いました

【人事・労務担当者様】介護・がんで悩む社員への関わり方セミナーを行いました

企業の健康経営をサポートしているプライマリー・アシスト株式会社様にて、表題のセミナーを行いました。

 

介護・がんで悩む社員への関わり方セミナー

経済産業省が、従業者の介護状況について収集したアンケート結果により、以下の数字を導き出しました。

2030年、企業における『仕事と介護の両立』によって生じる経済的損失は9兆円

日本経済新聞に掲載されたのは、セミナーの1週間前でした。
そのため内容の一部を変更し、経済産業省が公開しているデータや、厚生労働省が提示しているマニュアルをお伝えしました。自社で従業者の介護状況についてアンケートを収集しているのは約50%で、残りの50%は把握していない。もしくは今後も把握するつもりはないとの回答でした。

3000人規模の企業で、仕事と介護の両立によって生じる損失は5億5000万円です。
100人規模の中小企業でも、7000万円の損失が生じます。

しかしながらこの数字は両立することによって生じる数値で、介護離職が増えればさらに損失は大きくなっていきます。つまり、プレゼンティーイズムによって生じる損失が非常に大きいことがわかります。プレゼンティーイズムはメタボリックシンドロームやうつ病でも問題視されて来ましたが、介護においてはそれを遥かに超える数字になるということで、企業は介護両立の支援をしなければならない状況であることが明確になりました。

皆様の社内では従業者の介護状況についての把握が行なわれているでしょうか?

60分の予定を少しオーバーしましたが質問も多くいただき、7~8つ回答できたと思います。
テキストには出典先のURLをできるかぎり掲載し、参考にしていただけるようにしました。

■日程
2024年5月16日(木)14:00-15:30

■受講料:無料
■形式:ウェビナー
■講師:一般社団法人日本ナースオーブ/代表 瀨野容子

プログラム
<介護支援>
Ⅰ.全体像の把握
Ⅱ.介護する人の深層心理
 社内でできる支援
 ①職場での介護相談
 ②フォーマルな支援
 ③インフォーマルな支援
Ⅲ.介護支援コミュニケーション

<がん支援>
がん治療について
①親のがん治療、どうする?
②がん支援コミュニケーション

<介護の両立支援>
経産省・厚生省の動き
全企業が取り組むべき事項
企業の義務
両立支援マニュアル

 

アンケート結果

対象:セミナー申込者:146名
セミナー参加者:117名
回答者数:100名(回答率85.4%)

 

満足度

 
満足度の理由
(非常に多くのご感想をいただいているため一部抜粋となります)

<満足>
・具体的な対応も含めた実践的な内容でした。 大変参考になりました。
・介護者への回答方法などについて、とても理解が深かった。
・講師の先生が、経験をもとに話されとても説得力、説明力があった
・社会情勢、専門職からのアドバイス、実体験など幅広くうかがえたところ。
・介護やがん治療の状況を理解することができた。タイムリーな研修で勉強になった。

・具体的な事例の話が心に残りました
・経済損失はまだまだ未来かと思っていたが、具体的に想像でき、現実問題だと認識できた。
・教科書的な一般論ではない内容で 、具体的な事例や言葉かけの方法などのご紹介があり、聴講しながら自然に頷いておりました。
・親の介護、がん治療で悩んでいる社員の相談に役立てることが出来るお話を聞くことが出来た。
・テレビや新聞等で現状を理解していたつもりでいたが、現実はもっと厳しいということを痛感し、考えを改めるきっかけとなりました。

・介護の側面から、日々の人間関係の関わり方の基礎を学べた
・介護する側、される側の心理 についてよく理解できた。また周囲からどのような
サポート、声掛けが望ましいのかがわかり、今後に活かしていきたい。
・普段あまり聞かないような内容、アプローチだったため
・介護と仕事の両立のため、会社でのサポートの必要性を学んだ
・今自身が直面している課題なので大変興味深かった。

・早速、職場での相談に生かすことのできる内容だったため
・介護の現状を理解できていないことが分かった
・弊社は 50 代の社員が多く、要介護の家族を持つ者も増えて来たので社内でこれからどう取り組むか検討していきたいと思います。
・教科書的な一般論ではない内容で 、具体的な事例や言葉かけの方法などのご紹介があり、聴講しながら自然に頷いておりました。
・企業内で介護をしている方への支援の必要性について、非常によく分かりました。

・自身も要介護者・要介助者の家族がいるが世間一般的なケアラーの理解もできた。
・日本の介護問題の現状、介護者へのサポートや接し方がよく理解できた。また、企業として待ったなしで取り組むべき問題であると感じた。
・介護時短を取っている社員さんと接する機会があり、タイムリーな話題だったため。
・産業保健師として企業に勤めたときには、介護離職をするということがその介護者のその後の人生にどう影響するのか、会社がどうなっていくのかなど声掛けや働きかけができるようになりたいと思わされた。
・介護とは何か、またそれに携わる社員への関わり方を学ばせていただきました。社員の平均年齢から子育て<介護が今後多くなる事は分かっておりましたが、何をしたら良いのかを考える良いきっかけとなりました。

・介護をしている方に対する具体的なコミュニケーションがわかったので
・関わり方のセミナーがないため
・普段聞くことがない分野のセミナーで知らなかった情報がたくさんあった為。
・現在母ががん治療中・祖父が要介護3の状態で、実務面だけでなく自分の生活に
役立つ情報が多くあり、大変勉強になりました。
・勤務先では社員のキャリアなどこ相談窓口を務めています。瀬野講師のお話はたいへん共感できる内容でしたし、私自身も瀬野講師のやられていることを少しでも実践できればと思います。

<やや満足>
・業務の都合上、途中からの参加になってしまったため。
・事例などが多く、いろいろなパターンがよくわかった
・介護に悩む従業員に対するコミュニケーションの取り方について具体的にきけたことが良かった
・介護のむずかしさをあらためて痛感しました。ただ、人事労務担当者としてという部分は、もう少し具体的な事例など、深い話を聞きたかったです。
・満足としたいところですが、自身の学習が不足の為、ご教示いただいたことを
すべて網羅したくてもできなかった、ということがあります。

・がん患者の就労支援ももう少しボリュームほしかったです
・満足としたいところですが、自身の学習が不足の為、ご教示いただいたことをすべて網羅したくてもできなかった、ということがあります。
・講師の先生の幅広い知識、経験に基づいた講義をお聞きし理解できた面はありますがどうしてそう解釈されたのかとおもう面も感じました。
・盛り込み過ぎて、時間が足りない感じがしたため

<普通>
・想像していた内容とだいぶ印象が異なっていたが、声の掛け方は参考になりました。
・介護に直面する方への関わり方は勉強になりました
・心理的なかかわりについて踏み込んで関わることが不安に感じたため
・がん患者の就労支援のボリュームがもう少し欲しかったです

 

わかりやすさ

 
わかりやすさの理由
(非常に多くのご感想をいただいているため一部抜粋となります)

<とてもわかりやすい>
・専門用語を使わず、分かりやすく伝えてくださいました。
・具体的な話をしていただけたので、想像しやすい
・資料もみやすく、内容も分かりやすく話されていた
・介護者の1 日がイメージしやすかった。
・実例をもとにわかりやすく説明していただいたので、ありがたかったです。

・簡潔にまとめられ、非常に理解した
・講師の方の経験と心理学に基づく話で、分かりやすかった。
・実際の相談やアドバイス・対応方法があったので。
・色んなシチュエーション多角度から見た説明であったため
・瀬野先生の講話の速さが良かった

・具体的な数値の提示や、講師の方のお話しの仕方がとてもわかりやすかったです
・瀬野さんの実体験に加え、統計データも取り込まれており、介護の実態がよくわかる内容だった。
・人事・労務担当の目線で、相手に対してこうして欲しいという視点でのアドバイスが聞けたことが大変役立ちました。
・非医療職者向けにお話されていたので、未経験者でも想像できるような
データや事例をお話いただいていたから
・満足度の項目での記載と同様で、資料などの使用でエビデンスのある内容に具体例を挙げてお話いただいているため、とても伝わり易かったと思います。
1on 1を受けたくなります。

・話し方、スピードもちょうどよく、聞きやすかった。もっとたくさん聞きたかったです。
・具体的なサポート方法や、追い詰めず肩の力を少し抜く方法を教えていただけたことが本当に有意義であった。
・専門的なお話もありましたが、「介護を知らない」という言葉がとても刺さりました。
・今まで社員の相談に乗り切れていなかった部分もあったかもしれません。社員の関わり方等今後どのように対応していくと良いかが見えた気がします。
・介護される側、する側、サポートする側それぞれの意見や考えなども知ることができたため

<わかりやすい>
・PPTスライドや事例紹介があったため
・自分の身に迫っている問題でしたので理解しやすかったです。
・講師の主観を強く話しがちであり、もう少し多角的な視点からの講義を聞きたかった。医療職向けというよりは一般企業人に向けてはインパクトが強く介護の過酷さを強く訴えられる内容だと思った。
・もっとお話しが聞きたかったです。
・講師の先生の言葉で終始発言してくださったため。

 

ご感想

・今は社内でまだ大きな問題になっていませんが、いずれ介護の年代が増えてくるので今後の課題になると思っています。
・今後もこのようなセミナーを開催してほしい
・全従業員を対象に、介護状況や希望する支援について昨年度末にアンケートを実施しました。しかしどのように生かすか悩んでいましたので、本日のセミナーはとても参考になりました。
・今後もぜひ情報提供いただきたいです。
・国の施策以外の優良事例を聞きたかった

・介護と仕事の両立という、これまであまりなかったテーマでの内容大変興味深かったです。
・貴重な人材確保のためにも会社の規模に関係なく取り組むべき課題だと痛感しました。
・介護中の社員へのかかわり方については、他の場面にも通ずることがあると思い、
とても勉強になった。
・早速、仕事、実生活で生かすことのできる内容でした。『認知科学 』 実践したいと思います。

・労務担当としての向かい合い方がとても難しいと思いました。具体例を聞いていても医療関係者でないため、良い悪いの判断、回答もできないですし、プライベートをあまり話したくない方も多いので、関わり合い方を考えてしまいます。企業としてできる支援を考えたいです。
・産業分野で保健師をしていますがなんとなく介護問題は後回しになっていました。少子高齢化の現状を介護目線で見ると危機感が高まり社員サポートの重要性を感じました。
・限られた時間の中、有意義な講義でした。企業としての取組について検討していきたいと思います。

・質疑応答を聞いていても、やはりこの手の内容は精神論の話になってしまいがちだと改めて思った。そこが介護の課題解決の難しさであり、結局個人レベルで向き合わなくてはいけない試練なんだと思った。

・本日の内容や先生の伝え方など、企業向けセミナー開催に向けてとても勉強になりました。本日参加された方は、きっと前のめりで聞かれていたことと思います。
・まだ経験が浅く悩みながら社員の相談に対応している状態です。最近になって
親の介護、親のがん治療の話を聞くことが増えてきて興味深く視聴させていただき
ました。参考に出来るお話しもあったので参加して良かったと感じています。
・高齢化による企業の損失があることを知れて、これからは従業員の介護問題に寄り添う必要があることが理解できた
・また第二段があれば是非参加したい。同じセミナーであってももう一度リマインドの為、聞きたいと思った。

・相談者に寄り添うことの大事さを再認識できました。
・実は介護をしている従業員は多くいるのかと改めて気付きました
・このような機会をいただきありがとうございました。とても有益な情報ばかりでした。
・人事担当者として、相手の立場に寄り添った言動の大切さ・難しさを日々感じています。今回のご講義で改めて人に寄り添うことの大切さを学ぶことができました。
・非常にわかりやすく、勉強になりました。介護者の人生が蔑ろになりがちですが、双方にとってよい方向になるよう色々な方法を知れ良かったです。

 
*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 
ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。
引き続き、社内でのヒアリング実施を目的としたセミナーを開催いたします。
また、管理職セミナーや社員セミナーのご依頼もいただいております。
心の専門看護師として、安定した産業創出の一助になれますと幸いです。

 

 

新着記事

お知らせ一覧