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看護師と話そう!介護の悩み・病気との付き合い方/イオンのケア活

イオンの『健康家族MySCUE』が、このたび『ケア活MySCUE』として一新しました。それに伴い、私たちが出展しているブース名も『看護師と話そう!介護の悩み・病気との付き合い方』に変わりました。

MySCUEの詳細はこちら

 

ケア活とは?
~MySCUEはあなたのケア活を応援します~

「ケア活」とは、「シニアケア・介護に備えるための活動」の略で、MySCUEでは、身近に高齢のご家族がいる方々が、シニアケア・介護に備えて行うありとあらゆる活動を「ケア活」と定義しています。
高齢のご家族を思うこと、シニアケアや介護に関する情報を集めること、事前に備えることなどが、「ケア活」に含まれます。

「婚活」や「終活」のように、特定の「コト」に向けて事前に準備する活動を「●●活」といいますよね。MySCUEでは、シニアケアや介護に備えるための事前の取り組みを、「ケア活」と呼んでいます。
シニアケアや介護は、前触れなくある日突然やってきます。そんな日のために、今から備えておくことは、ご自身の将来の負担を減らすことにもつながります。

最近連絡していないご両親に電話を掛けてみること、実家に会いにいくこと、そしていざという時に備えて事前に情報収集を行うことなど、「ケア活」でできることは無限にあります。MySCUEは、まず何から始めるべきか悩んでいるあなたの「ケア活」をサポートします。

 

「ケア活」という言葉を聞いて、どんな印象があるでしょうか?

私は女性のイメージがあります。健康は何か一つだけ取り組んでいればいいものではなく、栄養・運動・排泄・睡眠・環境など全体を扱います。女性性の要素には『全体性』や『バランス』があり、健康の概念は女性性なんですね。

身体は各臓器がバラバラに働いているわけではなく、互いが互いに補い合い、想い合って連動しています。そして37兆個の細胞が一丸となって、あなたの身体を常に最善の状態へと導いています。

競い合いの社会から、誰が上でも下でもなく、互いの違いを認め合い、個々が輝く在り方へと変わっていけば人類の健康は促進されるのではないでしょうか。多くの企業の力を合わせ『ケア活』を作り上げるイオンのMySCUEに、未来の可能性を感じています。

 

 

<これまでの出展>

2023年7月 イオン幕張新都心
保険外訪問看護のセミナーを行ないました

 

 

 

 

2024年7月 イオン茨木

 

 

 

 
2024年9月~12月 イオン品川
品川では4ヶ月にわたってプチセミナーとグループ相談会を開催しました

 

 

 

 
2024年11月 イオン熱田

 

 

 

 
2025年1月 イオン京都五条

 

 

 

 
2025年4月 イオン大日

 

 

 

 

 

 

 
2025年6月 イオン和歌山

 

 

 

和歌山のお笑い芸人「わんだーらんど」さんからインタビューを受けました

 

 

 

和歌山のゆるキャラ「きぃちゃん」が来店していました

 

 

 

 

 

 

 

印象に残っているご相談をご紹介します。

40代の女性からのご相談でした。子宮がんの診断を受け、3ヶ月後に摘出手術を受ける予定と神妙な表情で話されました。摘出時のダメージを少なくするため、術前に抗がん剤やホルモン剤を投与して腫瘍を小さくしてから摘出する方法がよく選択されますが、相談者さんは今は何も治療をしていないとのことでした。

心配なのは子宮を全摘すると妊娠できなくなるため、子供を授かることができなくなることです。ですが旦那様がさほど子供を望んでいないため、不妊に関しては問題ないようでした。また、とくに現状で困っている症状もないとのことで、お仕事も続けていました。ただ、相談者さんの悩みは、本当にこのまま子宮を全部摘出してしまって良いのか…という漠然とした不安でした。

私はセカンドオピニオンについて伺いました。通常がんと診断されたときは別の病院を受診して、診断に違いがないか確認し、病院や担当医によって違う治療方法を患者が選びます。しかしながら相談者さんは、セカンドオピニオンという言葉を知りませんでした。「え?他の病院でも診てもらうんですか?そんなことをしていいんですか」と。

当然ながら、これは患者の権利です。紹介状を書いてもらって別の病院を受診することができます。同じ検査を受けるのは負担になるため、可能なかぎり検査結果をコピーしてもらって持参します。しかしながら、残念なことにドクターによっては不機嫌な態度になることがあり、患者さんは余計な気を遣うこともあるようです(昔の話であってほしいと願いますが…)。

さらに相談者さんは「実は子宮と一緒に卵巣も取ってしまおうということになっていて。残すと再発する可能性があるからと先生は言ってました。でも本当に卵巣を取る必要があるのか、取ってしまった後どうなってしまうのか心配で。」と、漠然の感じていた不安に気づき始めました。そして「先生によって診断が違うことがあるということですか。そんなこと全然知りませんでした。どの先生に診てもらっても同じだと思っていました。」と驚いていました。

私は伝えました。「今までの経験をもとに判断をするので、その人によって診断が違うことがあります。」「そのためカンファレンスで他ドクターの意見を聞くと思いますが、治療に関しては病院の方針もあるため、可能な限り切除する方針の病院もあれば、可能なかぎり温存する病院もあります。だからセカンドオピニオンで他病院の考えを知り、患者さんは選択しなければならないんですよ、ご自身の体ですから」と。

もし担当医にセカンドオピニオンの希望を伝えることに不安を感じるのであれば、再度検査を受ける必要がありますが、大病院にかかる前に診てもらっていたクリニックの先生に、別の病院宛の紹介状を書いてもらうことも可能です、とお伝えしました。すると相談者さんは安心した様子で「ここに来て良かったです。来てなかったら、私は手術してから後悔していたかもしれません。他の病院を探してみます。」と少し柔らかな表情になっていらっしゃいました。

 

もう一つは介護保険のお話です。
ご高齢の男性でした。「べつに悩みってわけじゃないんだけどね…」と言いながらブースに座りました。内容を聞くと「連れが転んで腰椎骨折をして、それまで毎朝喫茶店で一緒にモーニングを食べたりしていたのに動けなくなって…。いったい何をしてやれるかと思案しているんだけども。」ということでした。おそらく長年連れ添っている友人が骨折で動けなくなったので、力になれることがあれば助けてやりたい…ということだと思いました。

ところが…、話をよくよく聞いていくと、″連れ″というのは同居している奥様のことでした。お互い80代で、奥様は腰椎骨折による痛みのせいでほぼ寝たきりの状態。歩くこともままならず、トイレに行くのがやっとなのだそう。お洗濯も掃除も相談者の旦那様がしているとのことでした。「食事はどうされてるのですか?」と尋ねると、「わしが毎日こういうところに来て、お惣菜を買って帰って食べてる」とのこと。そして「介護保険を使ってますか?」と尋ねると、「使ってない」とのことでした。

これは大変だと思いました。その状態が2ヶ月ほど前から続いているとのこと。なぜそんなことになってしまったのだろう?!どうやら、転んで救急搬送されたとき、何とか歩けそうだったので自宅療養になったものの、その後悪化して寝たきりの状態になって様でした。病院では介護保険の利用について、とくに何も言われなかったそうです。長年介護保険料の支払いをしているものの、今の状態が介護保険利用の適応であることに気づいていらっしゃいませんでした。

こういう高齢のご夫婦が意外と多いのです。介護保険には入っている、だけど使ったことがない。この状態で使えるのかどうかわからないし、誰に言えばいいかわからない…という方。子供さんがいれば何か意見されるだろうと思いますが、あいにくこのご夫婦には子供さんがいらっしゃらないとのことでした。私は大慌てで「明日、必ず地域包括支援センターに行ってください」と伝えました。

そして①窓口で奥様の様子を伝えること、②介護保険を使いたいこと、③ケアマネージャーを紹介してもらうこと、の3つを紙に書いて伝えました。地域包括支援センターは、以前チラシをもらいに行ったことがあってご存知でした。家のすぐ近くにあるとのことなので、必ず明日行くように伝えました。

ずっと健康で元気に過ごしてきたからこそ、介護を受けるべき状況でも受けていない、介護保険の対象であるという認識がない、ということが少なくありません。こういう高齢のご夫婦が介護保険の網から抜け落ちてしまわないよう、周囲が気をつけてよくよく話を聞いてあげる必要があると思いました。男性は最後に「いや~相談してみてよかったわ。たまたま見たから寄ってみたんだけど、聞いてよかった」と安堵の表情をされていました。

 

<今後の出展予定>

2025年9月 イオン草津
2025年11月 イオン熱田
2026年1月 イオン広島
介護やご病気で迷っていることがあればどんなことでも相談してみてください。

 

 

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